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Q

廃バッテリーの需要が高いって本当なの?

質問 東京で防災関連の会社を経営している者です。
自社で所有している車両の台数もそれなりに多く、車関連以外にも毎月たくさんの廃材が出るので、月に一度専門業者にまとまった産業廃棄物を回収しに来てもらっています。その中でこれまで交換した各車両の廃バッテリーは資源として再利用できるということで、ゴミとしてではなく資源回収として無料で引き取ってもらっていました。
それで少しはゴミの量を減らせることになるため、経費削減に役立っていると喜んでいたのですが、先日知り合いから車の廃バッテリーは資源原材料として需要が高くなっていて、お金に換えられると聞きました。
さらに、それは今始まったことではなく、以前から廃バッテリーの買取は行われていて、毎月無料で回収してくれている業者も、回収したバッテリーを買取に出しているか自社で有効活用している可能性が極めて高いと言われてしまいました。
廃バッテリーは1個あたりそれほど高く売れるわけではないけど、毎月まとまった数を引き取ってもらっているならそれなりの金額になるので、今後は買取してもらえる専門業者があるならそこを利用したいと思うのですが、廃バッテリーの需要が高くなっているというのは本当なのでしょうか?
また、需要が高くなるということは、買取価格もこれまでよりも高くなるという認識で間違いないでしょうか?
yajirusi
A

現在廃バッテリーは高く売れる時代です

車の廃バッテリーには鉛やプラスチックなどの資源原材料が使用されていて、以前から再利用されています。
鉛は商品先物にも登録されていて、商品相場という価格が存在していて、その価格は常に変動しているのです。つまり、商品相場が低くなれば廃バッテリーの価値は下がって買取価格もダウンし、高くなれば買取価格もアップすることになります。
現在はまさに鉛の買取相場が高くなっている状態であるため、廃バッテリーは高値で取引されているのです。特に自国で資源調達が難しい日本では資源不足に困っていて、アジア諸国全体で資源原材料の争奪戦が繰り広げられています。
過去には鉛の商品相場が今に比べてかなり安い時期もあって、その場合は廃バッテリーを処分するのに費用が発生してしまうこともありましたが、今ではたとえ少量のバッテリーでも処分代が発生するようなことはありません。
特に毎月まとまった廃バッテリーが出るのであれば、積極的に専門業者に買取に出すことをおすすめします。

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